Kick-A Blog

Akihiro Kikuchi's Miscellaneous notes

【Book】フィギュア王 No.199

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買いそびれていた「フィギュア王」の最新号を、ようやく捕獲。お目当ては、特別付録の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』マーティ・マクフライ With アインシュタイン(限定版)のフィギュアです。

見てのとおり「誰やねん!ww」的クオリティなのですが、これは「映画の公開当時に、もしもこんなフィギュアが発売されてたら・・・」という一周まわったハイセンスなコンセプトによるもの。

通常の製品版は、FUNKO社から『リ・アクション』シリーズとして『エイリアン』や『グーニーズ』などもラインナップされてますね。

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リアルなものが普通になった現在のフィギュアに対するアンチテーゼなのか? はたまた絵の上手い人がワザとヘタに描いた絵のようなものなのか?・・・。この何ともいえないフェイクレトロなテイストは、伝わる人にしか伝わらないだろうなぁ〜ww

フィギュア収集に目覚めた頃の初期衝動を思い起こさせてくれる、とても味わい深い逸品でありました。

【Movie】THE LAST BAUS

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先週、吉祥寺バウスシアターで開催中の「第7回 爆音映画祭」(http://www.bakuon-bb.net/)のプログラムを鑑賞して来ました。

観たのは、ケミカル・ブラザーズのライヴ(フジロックフェス2011)を映像化した『DON'T THINK』。前売り券は完売で、当日券の50枚も早々と売り切れる盛況ぶりでした。劇場内は映画を鑑賞するムードではなく、ライヴの開演を待ちわびる熱気で早くもヒートアップ!

 

スタンディングで騒いでもOKということだったので、上映が始まると立ち見客以外の人たちもゾロゾロと立ち上がり、もう完全にライヴハウス状態ww はらわたに響きわたる重低音! 凶暴かつ心地いい音圧! 全身で爆音セッティングの真骨頂を堪能させてもらいました。

やっぱりデカい音で好きなアーティストの曲を聴くのはサイコーですね〜。鉄板曲『Hey Boy Hey Girl』の起爆力は相変わらずスゴかったし、怒濤のケミカル節(天井知らずの高揚感)も泣きそうなほど良かった〜。最後列の席にいたのですが、踊りまくる観客のシルエット越しに観るスクリーンは、映像であることを忘れてしまう臨場感がありましたね。これぞ音楽映画の正しい見方! そういえば、上映終了後に通路に出たらソファーで若者がぶっ倒れてた(酸欠?)けど、彼は大丈夫だったのだろうか・・・(汗)

こんな楽しすぎる企画を提供し続けてくれたバウスシアターも、今月いっぱいで30年の歴史に幕を閉じてしまうとのこと。ハリウッド製のドハデな大作映画を観るには不向きな劇場かもしれないけど、映画の楽しみ方を教えてくれるホントに貴重な場所でしたね。ぜひともリニューアルして復活してほしいなぁ。

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入場開始直後の様子。爆音映画祭も今回がラストになるので、この後も立ち見客でいっぱいになりました。この企画の象徴でもある、ステージ両脇にそびえ立つ巨大スピーカーがカッコイイ!

【TV】Mickey Mouse (2013 TV series)

ディズニーチャンネルで放送が始まった『ミッキーマウス』の新作短編アニメシリーズが面白い! 1話約3分というショートストーリーながらも、『デクスターズラボ』や『スポンジ・ボブ』などを手がけたクリエイターたちが作ってるだけあって、ハイテンポでアッパーなドタバタ感がサイコーですw 

 ミッキーのトレードマークの両耳が飛んでいっちゃうとか、ドナルドダックにズボンと靴を貸して全裸になっちゃうとか、「そこ、いじっちゃっていいの?」と、思わず余計な心配をしてしまうシニカルな内容もイイ感じ。

 そういえば、過去作『Runaway Brain』(1995年)でも、脳ミソを怪物と交換させられてたし、ミッキーマウスって意外と体を張った芸風のキャラなんだよなぁww

2013年マイベストいろいろ <後編>

【BEST TOY】 2013年に買ったベストなオモチャはコレ!

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1位/threeA x ABC Warriors Mongrol 12/1
イギリスのSFコミック誌「2000AD」に連載中の作品「ABCウォリアーズ」に登場するモングロールを、threeA社がフィギュア化! デザインや造型の素晴らしさはもちろん、threeA社お得意の「超絶・汚し塗装」がホントに見事です。文句無しにカッコイイ~!

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2位/R2-D2 ゴミ箱
見ての通り、『スター・ウォーズ』に登場するドロイド、R2-D2のカタチをしたゴミ箱ですw 中央の脚に付いてるペダルを踏むと、頭部分がパカっと開く仕掛けになってます。なかなかの存在感(高さ約60cm )がイイ感じですね~。

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3位/Wacky Wobbler:BATMAN & ROBIN 1966
1966年に放送されたTVシリーズ版『バットマン』のバットマンとロビンのボビングヘッド。このダサくてポップな感じ、最高ですね~w 「ワッキーワブラー」シリーズは、実写キャラは似てないものが多いんだけど、これはナイスな仕上がりだと思います。パッケージデザインは、相変わらず100点の出来!

 

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4位/Kick Ass 2 - Series 1 - 7 inch Action Figures - Set of 3
映画『キックアス2』(日本公開は2月22日)に登場するキックアス、ヒットガール、マザーファッカー(元レッドミスト)のアクションフィギュア3体セット。

造型的には文句無し!・・なんだけど、顔の塗装がどれも残念な仕上がりでガックリ。特にヒットガールはヒドかったなぁ~ レタッチ修正してみたけど、「死んだような目」だけはどうにもならんかった・・・ww  原型は良く出来てるだけに、惜しい!

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5位/Nickelodeon Teenage Mutant Ninja Turtles - 4.5 inch Basic Figure

ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』の最新アニメ版のアクションフィギュアです。このバージョンはキャラデザイン的に好みだったので、バラで 買いそろえてしまいましたw やはりチームものはコンプすると見栄えしますねぇ~。アニメは春から日本でも放送開始らしいので、かなり楽しみです♪

 

【BEST MUSIC】 2013年に聴きまくった音楽はコレ!

♫ Hardwell feat. Matthew Koma/Dare You

♫ Mat Zo & Porter Robinson/Easy

♫ tohubeats/Don't stop the music feat.森高千里

岡村靖幸/ビバナミダ

TOKYO No.1 SOUL SET/One day

Negicco/ときめきのヘッドライナー

2013年マイベストいろいろ <前編>

【BEST MOVIE】 2013年に観たベスト映画はコレ!

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1位 『パシフィック・リム

<監督・脚本:ギレルモ・デル・トロ/出演:チャーリー・ハナム菊地凛子イドリス・エルバチャーリー・デイ 他/上映時間:132分>

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巨大ロボ VS 怪獣!! こんなド直球すぎる娯楽映画を2013年にスクリーンで観られるなんて・・・!(感涙)。デル・トロ監督ありがとう!!

予想どおり公開時の劇場内は、この手のものが大好きなボンクラ野郎たち(自分も含む)の異様な熱気でムンムンでしたねww

映画の内容ウンヌンよりも、とにかく最高だったのは、見終わった後の劇場内を包む何ともいえない一体感と多幸感! 席を立つ観客の誰もがホントに満面の笑顔、笑顔・・・! まさに「ウィー・アー・ボンクラ」状態ww  この光景、デル・トロ監督に見てほしかったなぁ〜。響かない人にはまったく響かないタイプの作品ですが、自分にとっては、おのれのボンクラぶりを再確認させてくれた極上のポップコーンムービーでした。

 

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2位 『ゼロ・グラビティ

<監督・脚本・製作:アルフォンソ・キュアロン/出演:サンドラ・ブロックジョージ・クルーニー 他/上映時間:91分>

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IMAX3Dで鑑賞したのですが、想像を超えるとんでもない映像体験でした!! ホントにスゴかった! 「映画を観て来た」というより、「宇宙に行って来た」という感覚がしっくりくる傑作でしたね。前日に自宅で観た『ライフ・オブ・パイ』もけっこうなサバイバルものだったんだけど、もぉ完全に凌駕しちゃってたなぁ〜。

演出が巧みなので、不慮の事故で宇宙空間に放り出されてしまう主人公(サンドラ・ブロック)にラストまで感情移入しまくり。マジで酸欠になるかと錯覚してしまうシーンがいくつもあったし、クライマックスでは「生き延びてくれ〜!」と心の中で絶叫ww 基本的に映画に3D演出は必要ないと思っているですが、この作品に関しては「必須」でしたね・・・。土下座しますw

 

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3位 『スター・トレック イントゥ・ダークネス

<監督:J・J・エイブラムス/出演:クリス・パインザカリー・クイントベネディクト・カンバーバッチ 他/上映時間:133分>

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冒頭からアクセル全開で、ラストまでハラハラドキドキのつるべ打ち! 怒濤のJ・J演出に感服してしまう、王道のハリウッド大作でした。

この満腹感というか、過剰に観客を楽しませようとする姿勢は好きですね〜。カ○ン役に抜擢されたカンバーバッチも、期待どおりの存在感で良かったなぁ。このテンションで『スター・ウォーズ』の新作が作られるのかと思うと、今から楽しみでしかたありません!

 

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4位 『ラストスタンド

<監督:キム・ジウン/出演:アーノルド・シュワルツェネッガーフォレスト・ウィテカー、ジョニー・ノックスビル 他/上映時間:107分>

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 期待値が低かった(シュワちゃんゴメン!)のですが、これは掘り出し物でした。第一線を退き、田舎町でひっそりと保安官を務めていた主人公(アーノルド・シュワルツェネッガー)が、町へ向かっている凶悪な逃走犯を迎え撃つ!・・というシンプルな筋書きながらも、見応えのある演出にグイグイ引き込まれました。

本作の肝は、やはり主人公の設定と、現在のシュワちゃんがメタ構造になっていることでしょうね。今の「枯れたシュワちゃん」は全然イケてますよ! 筋肉は衰えても、絵力のあるツラがまえは健在なので、今後も枯れモードでアクション作を続けてほしいなぁ。

そういえば、同時期に公開された『ライジング・ドラゴン』でジャッキー・チェンは、逆に年齢を超越した無敵モードに突入してましたね・・・ww

 

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5位 『プロジェクトX

<監督:ニマ・ヌリザデ/出演:トーマス・マン、オリヴァー・クーパー、ジョナサン・ダニエル・ブラウン 他/上映時間:87分>

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 日本では劇場未公開のDVDスルー作品です。さえない男子高生3人組が、起死回生の盛大なホームパーティーを計画。しかし、無計画に宣伝しすぎたために、家にはドえらい数の人たちが押しかけてしまい、やがてパーティーは収拾不可能なカオス状態へ・・というお話。

映画の大半は、若者たちのバカ騒ぎ! そんな楽しいホームパーティーが、最終的に阿鼻叫喚の地獄絵図になってしまう展開がサイコーでしたねぇ。クライマックスだけ観たら、完全に戦争映画だよwww  とはいえ、青春映画としての要素もしっかり盛り込まれてるのが見事。「うん、これも青春だ!」と思わせるラストの処理も良かったなぁ。

ちなみにプロデュースは『ハングオーバー』シリーズを監督したトッド・フィリップス。納得ですw

 

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次点 『COMIC-CON EPISODE IV : A FAN'S HOPE』

<監督・脚本・製作:モーガン・スパーロック/出演:ケヴィン・スミス、スタン・リー、セス・ローゲンイーライ・ロス、ジョス・ウィードン、ポール・ディニ 他/上映時間:88分>

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DVDスルーを心待ちにしていたのですが、どうやら日本では完全にスルーされてしまったようなので、海外版DVDを購入して鑑賞しました。コミック、ゲーム、映画などを扱ったビッグイベント「サンディエゴ・コミコン」に集う様々な人たちにスポットをあてたドキュメンタリーです。

自分の漫画を持ち込むアーティスト志望の若者、会場でサプライズなプロポーズを計画するオタクカップルの彼氏、アメコミ屋さん(Mile High Comics)の駆け引き、試行錯誤するコスプレチームなど、ひとつのイベントでこんなにもドラマが起こっているとはww コミコンがただのお祭りじゃないということを知る、なかなか貴重な記録映像だと思いました。あと、合間に入ってくるコメンテイター陣がじつに豪華! 特典映像で個別に見ることもできるので、これは字幕付きで見たかったなぁ。あぁ〜、またコミコン行きたい!

 

【BEST GAME】 2013年にプレイしたベストゲームはコレ!

1位/グランド・セフト・オートV
全世界待望の新作にして、シリーズ最高の仕上がり!ブラッシュアップされたグラフィックの美しさはもちろんのこと、今作もメインシナリオは良く出来てましたねぇ。マイケル(爆裂お父さん)、トレバー(愛すべき狂人)、フランクリン(マイケルとトレバーの仲を取り持つしっかり者)の、デコボコ3人組が織りなすハチャメチャなクライムストーリーは、ホントに最高でしたw 映画化希望!

 

2位/ギアーズ・オブ・ウォー
 Xbox360の看板タイトル『ギアーズ・オブ・ウォー』 のトリロジー最終章! 主人公マーカス・フェニックス率いるデルタ部隊の最後の戦いを、がっつり体感させてもらいました。PLAYパートとMOVIEパートのシームレスな流れ は、相変わらずホントにお見事。Z指定ではありますが、良質なアクションゲームなのは確かですね。スピンオフ作『Gears of War:Judgment』も早くやらねば!

 

3位/トゥームレイダー

トゥームレイダー』シリーズのリブート(再起動)作。漂着した謎の孤島で、主人公ララ・クロフトが過酷なサバイバル・アクションを展開します。単純に謎解きと多彩なアクションが面白かったですね~。死亡時のサディスティックな演出はちょっとやりすぎな気もするけど、キライじゃないですw