マイベストアワード2018
【BEST MOVIE】 2018年に劇場で観た映画ベスト3!
3位 『カメラを止めるな!』
監督・脚本:上田慎一郎/出演:濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、秋山ゆずき、長屋和彰、細井学、市原洋、山崎俊太郎、大澤真一郎、竹原芳子 他/上映時間:96分
クチコミで大ブームとなった掘り出し物の低予算ムービー。観に行った渋谷のユーロスペースも、やはり満席完売の大盛況でした。なので、チケットカウンターがあまりにも混雑しすぎたために上映開始が5分ほど遅れるというちょっとしたハプニングも・・・ww
前半のゾンビ劇中劇(怒濤の37分間ワンカット撮影!)にハラハラし、後半のタネあかしで大爆笑! ひさびさに劇場全体が笑いで「ドッ!」と揺れる至福体験を味わわせてもらいました。無名なキャスト陣(ゴメンナサイ)でここまでのエンタメを作り上げた上田監督の手腕に拍手拍手。次回作はかなりのプレッシャーがかかると思いますが、期待してます!
2位 『レディ・プレイヤー1』
監督:スティーブン・スピルバーグ/脚本:ザック・ペン、アーネスト・クライン/出演:タイ・シェリダン、オリビア・クック、ベン・メンデルソーン、リナ・ウェイス、森崎ウィン、マーク・ライランス、フィリップ・チャオ、サイモン・ペッグ 他/上映時間:140分
御大・スピルバーグによるひさびさのド直球エンタメ作品。SF映画では使い古された感のある「バーチャル世界」が舞台なんだけど、そこはさすがのスピルバーグ、圧巻の映像体験を提供してくれましたね〜。しかもオジサン的には80〜90年代のポップカルチャーネタ満載だったのでもう大興奮! のっけからヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」だし、デロリアン、インターセプター、金田バイク、アイアン・ジャイアント、スポーン、ガンダムなどなど・・・・ごちそうだらけでニヤニヤが止まりませんでした。
膨大な著作権処理をクリアーできた点を含め、70代でこんな大作をもう1本(『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』)と並行して撮ってしまうスピルバーグのスゴさにあらためて脱帽です。「俺はガンダムで行く!」は映画史に残る名セリフだー!!ww
1位 『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』
監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ/脚本:クリストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリー/出演:ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エバンス、クリス・ヘムズワース、スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチ、トム・ホランド、マーク・ラファロ、クリス・プラット、ジョシュ・ブローリン 他/上映時間:150分
物語はいよいよクライマックスへ! 最強の敵がアベンジャーズの前に立ちはだかる!!・・・みたいな、ベタなアオリが似合う大人気連載マンガ映画の最新作。来年公開の次作『エンドゲーム』で完結を迎えるわけですが、最終回への布石としてはカンペキすぎる作品でしたね。というか、次作が待ちきれないでしょコレ!
例によって主役キャラだらけの大渋滞映画なわけですが、監督のルッソ兄弟による磨きのかかった驚異的な交通整理力(りょく)で今作も見事に見やすく仕上がってます。あと、ちょいギャグ(細かい笑い)の挟み込み方が絶妙。このおかげでシリアスな重い展開ながらも、MCUらしい明るさを忘れないバランス調整ぶりも素晴らしかったです。とにかく、この10年MCU作品を見続けてきて良かったなぁ〜と、ホントに思えた一作でした。次作は今年亡くなった原作者スタン・リーの最後のカメオ出演作(泣)にもなるらしいので、今から襟を正して臨みたいと思ってます。
※ 番外編 【WORST MOVIE】 2018年に観たガッカリ映画・・・。
監督:ロン・ハワード/脚本:ジョナサン・カスダン、ローレンス・カスダン/出演:オールデン・エアエンライク、ウッディ・ハレルソン、エミリア・クラーク、ドナルド・グローバー、タンディ・ニュートン、フィービー・ウォーラー=ブリッジ 他/上映時間:135分
製作途中で監督が交代するゴタゴタがあったので、イヤな予感はしていたんだけど、その予感どおりの内容でしたね〜。代打監督を務めたロン・ハワードは撮るだけで精一杯だったんだろうなぁ〜という感じで、持ち味はいっさい発揮されておらず、シナリオもSWファンならば知っているエピソードを羅列しただけ・・・。
一番ガッカリしたのは、ハンとチューバッカの出会いのくだり。なんの前フリもなくいきなりウーキー語をしゃべりだすハンに「・・・???」だったし、あの程度のきっかけでハンに付いて行ってしまうチューバッカってどうなの? なんかチューバッカが頭の悪い生き物に見えてしまって何ともはや・・・。主演役者の似てない問題も大きいけど、それ以前に本作のハン・ソロはシナリオに乗っかってるだけのカラッポなキャラなので、その後のあの自由奔放なキャラにはまったく繋がりません。
監督が交代せず、当初のフィル・ロード&クリス・ミラーが上手いことやっていたら、きっともっとギラギラして破天荒なハン・ソロが見られたんだろうなぁ〜。
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【BEST GAME】 2018年にプレイしたゲーム・ベスト3!
3位 『Detroit: Become Human』
ジャンル:アドベンチャー/機種:PS4/開発:クアンティック・ドリーム/販売:ソニー・インタラクティブエンタテインメント–––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
舞台は人々の暮らしの中にアンドロイドが普及した西暦2038年のデトロイト。プレイヤーは、コナー(警察用アンドロイド)、カーラ(家事代行アンドロイド)、マーカス(画家のもとで暮らす自律型アンドロイド)という三者の物語を体験していく。
これはもうプレイする海外ドラマ! 実写さながらのグラフィックの美麗さもさることながら、3人のアンドロイドの生きざまがホントにドラマチックなので、グイグイと引き込まれまくり。アンドロイドたちが受ける社会的圧力が「人種差別」のメタファーになっている部分も、物語を引き締めるいいスパイスになっていたと思います。あと、シナリオのフローチャートが最初からオープンになっているシステムなので、2周目からの選択肢攻略もラクチンで楽しかったです。
2位 『WWE2K18』
ジャンル:レスリング/機種:PS4/Xbox One/Nintendo Switch/開発:Visual Concepts/ユークス/販売:2KSports
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期待して買った『ファイヤープロレスリング ワールド』がヒドい出来(怒)だったので、そのモヤモヤを晴らすために購入。WWEのゲームをプレイするのは数年ぶりだったのですが、期待を裏切らない安心のクオリティで大満足でした!
現在大活躍中の日本人レスラー、中邑真輔とASUKA(華名)がしっかりと参戦してたのもポイント高し。特に中邑は笑ってしまうほどの再現度でサイコーww WWEに関してはすっかり興味が薄れていましたが、懐かしのレスラー(ロック様、オースチン、ゴールドバーグ、エジクリなど)&番組(「RAW IS WAR」とか)で遊べたりもしたので、ひさびさにプロレス熱を呼び覚まされましたね。
1位 『Marvel's Spider-Man』
ジャンル:アクションアドベンチャー/機種:PS4/開発:インソムニアックゲームズ/販売:ソニー・インタラクティブエンタテインメント–––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
脈々と続く「スパイダーマン」ゲームの最新作にして最高傑作! ゲーム的には2012年に発売された『The Amazing Spider-Man』と同じオープンワールド系のアクションアドベンチャーなんだけど、ハードの性能が上がったせいもあり、まったくの別物に仕上がってます。
その違いはゲームスタート直後のウェブ・スイング(スパイディお得意の、クモ糸にぶらさがってビル街を駆け抜けるアレ)ですぐにわかるんだけど、とにかく操作感が爽快なんだよね〜。敵とのバトルも最初はやられることが多いけど、慣れてくると多彩な攻撃パターンがキマりまくって超楽しい♪ ローカライズ(日本語吹き替え)も素晴らしく、すれ違いざまに聴こえてくる通行人たちの「うわっ!本物のスパイダーマンだ!」とか「一緒に写真撮っていい?」などのつぶやきまで翻訳してくれてます。あと、ニューヨークの街が精密に再現されている(アベンジャーズタワーもあるよ)ので、「バーチャル観光ソフト」としてもかなり使えそうww
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【BEST TOYS】 2018年に買ったベスト・オモチャ!
『Cat Shit One』 新ボタスキー 狙撃
動物たちが活躍するミリタリー漫画『Cat Shit One』(原作:小林源文)のフィギュア。登場キャラのひとり、ウサギのボタスキー(特殊部隊「Cat Shit One」の通信担当。ビビり。)が、ガレキに隠れながら狙撃しようとしているシーンを見事にヴィネット化しています。
いわゆるメーカー品ではなく、「美入野工房」というモデラーさんによるひとつひとつ手作りで仕上げられた逸品です。造型(体毛の細やかな表現など)のクオリティ、塗装(目の部分だけツヤありだったり)のセンス、情景の切り出し方など、どれをとってもホントにスバラシすぎ! ボテッと投げ出されたウサギ特有の大きな足のカンジもたまんないですねぇ〜。
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【BEST MUSIC】 2018年によく聴いた音楽 ♫
『FUTURE FUNK』
80年代の洋楽&邦楽をアッパーにブラッシュアップする、古さと新しさが混在する何ともカオスな音楽ジャンル。個人的にはJ-POPネタにハマってしまいました。原曲へのリスペクトはあまり感じられないんだけど、選曲のセンスというか、目の付けどころがスゴイっすね。曲もさることながら、YouTubeにアップされてる数々のMVも、カオス感ハンパないです・・・ww
↓TANUKI「BABYBABYの夢」
元ネタは竹内まりやの「夢の続き」。「うる星やつら」とはまったく関係ないんだけど、奇跡のシンクロぶりww
↓マクロスMACROSS 82-99 x YUNG BAE「Selfish High Heels (Feat. Harrison)」
元ネタは秋元薫「Dress Down」(1986)。曲もアーティストも知りませんでした(失礼)が、アーバンでメチャメチャいい曲! こんなネタ、よく見つけてくるよなぁ〜。
↓YUNG BAE「Fly With Me」
元ネタは「どんどんドメルとロン」(1988)というアニメのOP曲、堀江美都子の「Fly away-夢の飛行機-」。マ、マニアックすぎる・・・!!
『PROGRESSIVE HOUSE』
「MELODIC PROGRESSIVE」とも呼ばれる、ムーディーで高揚感あふれるハウスミュージック。ジャンル的にはEDMに含まれるのかな? 眠くならないチルアウトというか、まぁとにかく聴いててキモチいいんだよね〜。夕暮れどきの野外フェスなんかで聴いたら泣いてしまうかもw
↑Dinka「Toes in the Sand (Original Mix)」
↑Morrison Kiers「Vega (Original Mix)」