【Book】ロバート・ヘンライ『アート・スピリット』

某ラジオ番組の推薦図書特集で知って「これは読まねば！」と思いつつ、普段まったく本を読む習慣がないボンクラ体質なので、すっかりチェックし忘れていた一冊。

この本は1923年に刊行されて以来、すべての芸術家たちのバイブルとして読み継がれてきた名著で、画家であり美術講師でもあったロバート・ヘンライによるアート・スピリット（芸術の魂）あふれる言葉の数々にシビレまくりです。

《 傑作を生み出せ　きみ自身と同じくらいの傑作だ。つねに自身が巨匠だと信じて仕事をしなさい。今度こそ傑作ができると信じて。》

《 独創性について。独創性について心配することはない。本人がいくら望んでも、独創性を振り払うことはできない。独創性は人間につきまとい、誰かが考えるよりもずっとしつこくその人間の本性を善きにつけ悪しきにつけさらけだそうとする。》

《 できの悪い作品でも続けることを恥じてはいけない。どっちにしろ、それも自分のしたことなのだ。それはきみの歴史であり、研究する価値は大いにある。》

・・・などなど、全編に渡り怒濤の金言ラッシュ！創作業に身を置く端くれとしては、目が覚める思いというか、それ以上にとにかくモチベーションを上げてくれる素晴らしい書籍でした。仕事でヘコんだときの回復薬として重宝しそうだなぁ。