マイベストアワード2015
【BEST MOVIE】 2015年に観た映画ベスト10!
1位 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
監督:J・J・エイブラムス/脚本:ローレンス・カスダン、J・J・エイブラムス、マイケル・アーント/出演:デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライバー、ハリソン・フォード他/上映時間:136分
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公開日が決まった時点(昨年の5月)から、勝手に今年の暫定1位にしておいたのですが、その期待にキッチリ答えてくれました!!
フレッシュな新キャラと歴代キャラの見事なアンサンブル! アゲアゲでキレッキレなアクション演出! 作り物(クリーチャーや実物大のファルコン号など)とCGの絶妙な使い分け! エピソード6からの流れを生かしたデザインまわりの秀逸さ!・・・などなど、確実にアップデートされた『スター・ウォーズ』を魅せてくれましたね〜。ストーリーラインについては「エピソード4のまんまじゃねえか!」と言われてるようですが、あれは意図的なファンサービスでしょ。個人的には「スター・ウォーズを観てる感」があふれまくりで、終始ニヤニヤしっぱなしでしたw あとはとにかく主人公のレイ役に大抜擢されたデイジー・リドリーが最高!ということに尽きますね。カッコイイし、カワイイし、新たな三部作を引っ張っていくチカラ(フォース?)を十二分に持った逸材だと思います。このぶんだと今後のエピソード8と9も、その年の1位になりそうだなぁ〜。
2位 『マッドマックス/怒りのデス・ロード』
監督:ジョージ・ミラー/脚本:ジョージ・ミラー、ブレンダン・マッカーシー、ニコ・ラザウリス/出演:トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、ヒュー・キース=バーン他/上映時間:120分
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スピルバーグの『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』、ジョージ・ルーカスの『スター・ウォーズ』エピソード1〜3など、シリーズの生みの親が数十年ぶりに手がけた新作って、どれも評判がよろしくないものばかり。そんなイヤな前例がある中、この作品も約30年ぶりにジョージ・ミラーが手がけたものだったので、正直期待値は低めでした。 ・・・が、しかーし! フタをあけてみたら、前例を軽く打ち破るとんでもない傑作映画でした!!
まずビジュアルの美しさに感動! ロケーション、衣装デザイン、武装マシンの作り込み・・・どれをとってもカンペキに『マッドマックス』してました。そして全編ほぼアクションシーンという選択はけっこうなチャレンジだったと思うけど、これがまた大正解! アクセルを全開にしつつ、緩急の効いた演出の見事さもあって、ラストまで一気にもっていかれましたよ。とにかく、今までに味わったことのない高揚感に満ちあふれてます。1作目の『マッドマックス』もインパクトありましたが、本作もまたアクション映画史に確実に名を刻むエポックメイキングな1作となりましたね〜。70代とは思えないジョージ・ミラー監督のマッドな仕事ぶりに脱帽です! V8! V8!
3位 『アントマン』
監督:ペイトン・リード/脚本:エドガー・ライト、ジョー・コーニッシュ、アダム・マッケイ、ポール・ラッド/出演:ポール・ラッド、エバンジェリン・リリー、マイケル・ダグラス他/上映時間:117分
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監督をするはずだったエドガー・ライトが途中降板したので、どうなるものかと思っていましたが、しっかりと「エドガー・ライト風味」が生かされた仕上がりになっていたので大満足! スーパーヒーローものとしての見せ場をきっちりと押さえつつ、コメディ要素も抜かりなく盛り込まれてる点が素晴らしいです。マーベル映画のクライマックスで、まさか「きかんしゃトーマス」が見られるなんて・・・ww アメコミ映画といえば『アベンジャーズ』のような超大作が主流なので、本作のような「お手ごろ感」のあるアメコミ映画は貴重ですね。個人的にはこーゆう路線、大歓迎です。
主演のポール・ラッドのダメ親父っぷりも愛嬌があって良かったし、初代アントマン役のマイケル・ダグラスも良かったな〜。マイケル・ダグラスはスクリーンでひさびさに見ましたが、やっぱり貫禄というか上手いですねぇ。あと、マイケル・ペーニャの面白さは反則でしょ!ww
4位 『バクマン。』
監督&脚本:大根仁/出演:佐藤健、神木隆之介、小松菜奈、山田孝之、染谷将太、宮藤官九郎 他/上映時間:120分
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絶妙なキャスティングと、青春ドラマとしての疾走感が素晴らしかったです。集英社での打ち合わせの後に観に行ったこともあって、感情移入度高めで見入ってしまいましたw マンガ業界を舞台にしたドラマとしては先に『アオイホノオ』という傑作がありますが、本作も負けず劣らず細部まで抜かりない作りになってましたね〜。中でも劇中にたびたび登場する小畑先生のマンガ原稿がスゴすぎ! 画力が進化していく様子を見事に描き分けているので、作品全体に多大な説得力をもたらしていました。サカナクションの高揚感あふれるサントラも、主人公コンビの感情と見事にシンクロしていて良かったなぁ。ジャンプ愛あふれるエンディングのスタッフロールもグッジョブでした!
5位 『ジュラシック・ワールド』
監督:コリン・トレボロウ/脚本:リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー、デレク・コノリー、コリン・トレボロウ/出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード他/上映時間:125分
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「どうせまた恐竜が暴れるんでしょ?」という大方の予想を裏切らず、ド直球で勝負してくれた潔さに拍手ですw この手のジャンル映画で大事なのは、観客が見たがっているものをキッチリ見せるという姿勢。その点において本作は、申し分ない素晴らしい内容でした。物語を引っ張っていくスーパー恐竜『インドミナス・レックス』は、途中まで「ちょっとやりすぎかな〜」という気もしましたが、クライマックスの展開で大納得! ヤツは最高の前フリ役だったんですねw このシリーズを観て来た人にとって、あのクライマックスは激アツすぎでしょ! やっぱり彼(仮にTさんとしておきます)の出ないジュラシック・シリーズなんてありえないもんなぁ〜。いやぁ〜、あれはホントに最高の展開でした。あと、ほとんど「インディ・ジョーズ」にしか見えないクリス・プラットの熱演も素晴らしかったです。
6位 『映画 ひつじのショーン/バック・トゥ・ザ・ホーム』
監督&脚本:マーク・バートン、リチャード・スターザック/音楽:イラン・エシュケリ/上映時間:85分
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1話約7分の短編クレイアニメ・シリーズ『ひつじのショーン』を映画化。短編から長編にした場合、どうしても助長感が出てしまい、なかなかうまくいかないものなのですが、本作はバッチリ成功しています。しかもスゴいのは、短編のときのセオリーを守ってセリフをいっさい使ってないんですよね〜。「セリフなし」という縛りを軽々とクリアした上に、クレイアニメとしても極上のクオリティ。いやはや、この完成度にはホントに驚きました。やっぱりアードマン・スタジオは、いい仕事してくれますねぇ〜。早くも劇場版の続編が来年3月に公開されるとのことなので、こっちも絶対観ねば!
7位 『インサイド・ヘッド』
監督&脚本:ピート・ドクター/声の出演:エイミー・ポーラー、フィリス・スミス、ルイス・ブラック、ミンディ・カミング他/上映時間:94分
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なんといっても「人間の感情を具現化(キャラクター化)して物語にする」という発想そのものがスゴいですね〜。しかも、そんなブっとんだアイデアをしっかりエンタメとして成立させてるのがまたスゴい。一見正反対に見える感情「ヨロコビ」と「カナシミ」を軸に展開していくわけですが、あの関係性はホントによく出来てたなぁ。あと主人公ライリーが頭の中に作り出した空想キャラ「ビンボン」には、まんまとやられました。そりゃ泣いてまうやろー!w
ただ、本編とは関係ないことなのですが、上映前に強制的に見せられるドリカムの日本語版主題歌 PV(フルコーラス)にはテンションがた落ち・・・。近くの席にいた子供が「ママ、これ何なの? まだ始まらないの?」としきりに聞いてました。いや、ホントに意味がわからないよなぁ。これに限らず、そもそも「日本語版主題歌」ってシステムは誰得なの?
8位 『ミュータント・タートルズ』
監督:ジョナサン・リーベスマン/脚本:ジョシュ・アッペルバウム、アンドレ・ネメック、エバン・ドハーティ/出演:ミーガン・フォックス、ウィル・アーネット、ウィリアム・フィクトナー他/上映時間:101分
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実写版映画としては実に21年ぶりの復活! 亀ニンジャたちがスクリーンに帰って来てくれました。本作も予想どおり、いい意味で「あ〜、面白かった!」というだけの映画だったのですが、タートルズは全然それでOKだと思いますw マイケル・ベイがプロデュースしてるだけあって、頭カラッポにして楽しめる最高のポップコーン・ムービーに仕上がってましたね。エイプリル役のミーガン・フォックスは、あのムダな艶っぽさが逆に面白かったし、カメたちもCGだということを感じさせないくらい生き生きとしていてグッドでした。でも吹替え版はヒドかったなぁ〜。あれはぜひキャストを変えて新録してほしい・・・。
9位 『6才のボクが、大人になるまで。』
監督&脚本:リチャード・リンクレイター/出演:エラー・コルトレーン、パトリシア・アークエット、イーサン・ホーク他/上映時間:165分
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6歳から18歳になるまでの少年の成長を追ったドラマなんだけど、スゴいのは実際に12年かけて撮影を敢行したということ。しかもドキュメンタリーではなく、ちゃんと脚本のあるドラマなってるのがまたオドロキ。つまり「北の国から」を1本の映画にしたようなもんですw
3時間近い長尺に加え、特にドラマチックな展開もないのですが、シーンが変わるごとに徐々に成長して(大人たちはフケて・・)いく出演者たちの姿には、見入ってしまうものがありましたねぇ〜。基本的には少年の成長ドラマですが、主人公メイソン君のお姉ちゃん(演じているのはリチャード・リンクレイター監督の娘さん)も出てくるので、ぜひかつて少女だった皆様にも観てほしい作品です。
10位 『ピッチ・パーフェクト』
監督:ジェイソン・ムーア/脚本:ケイ・キャノン/出演:アナ・ケンドリック、レベル・ウィルソン、ブリタニー・スノウ、アンナ・キャンプ、エリザベス・バンクス他/上映時間:112分
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大学のアカペラ部を舞台にしたガールズ・コメディ。全米では大ヒットした作品なんだけど、やはり日本ではイマイチ注目されませんでしたね〜。でもまぁ、小規模な公開で正解だったかも。というのもこの映画、冒頭にものスゴいシーンが・・・。思わず「マーライオンかよ!」とツッコミたくなる、お食事中には絶対観てはいけない衝撃映像ww 爆笑してしまいましたが、アレはある意味、映画史に残るシーンかもしれないなぁ。
そんなシーンがありつつも、基本的には『がんばれ!ベアーズ』パターンのアガるストーリー展開。主演のアナ・ケンドリックを筆頭に、実際に歌の上手い役者さんが揃っているので、ステージでのアカペラパフォーマンスは感動的だったなぁ。続編の『2』も観ましたが、こちらはギャグ要素がガッツリ減ってしまっていたので、個人的には不完全燃焼な内容でした。『3』の製作も決定してるようですが、ぜひともマーライオンの復活を!ww
【TV】『西部警察』全国縦断ロケセレクション
CSで放送された『西部警察』の全国縦断ロケセレクション(計13話)を鑑賞。テレビドラマでよくある「地方ロケ」で製作された回の特集なわけですが、そこは天下の大門軍団。銃撃戦!カーチェイス!爆破!!・・・などなど、期待どおり全国各地で大暴れ!www
たぶん今では撮影不可能と思われる大掛かりなアクションシーンの数々にシビレました。こんなエクストリームなドラマがテレビで観られたなんて、やっぱり80年代ってサイコーだなぁ〜。
●福岡ロケ編(西部警察PART-III - 1983年9月OA)
第18話「パニック・博多どんたく」/第19話「決戦! 燃えろ玄界灘」
「博多どんたく」でにぎわう街中でのモブシーンが見もの。ロケの締めは福岡漁協の全面協力による、まさかの漁船大爆破!www 丸腰で大門軍団に協力する漁師さんたちの心意気にも感動しました。
●広島ロケ編(西部警察PART-II - 1982年10月OA)
第18話「広島市街パニック!!」/第19話「燃えろ!! 南十字星」
ジャックされた市電を追い、広島市街を大門軍団のスーパーマシンが激走!そしてラストは惜しげもなく市電の車両を大爆破!! 当時人気絶頂だった漫才コンビのB&Bを「もみじ饅頭」絡みでカメオ出演させてる点は抜かりないですね〜。
●名古屋ロケ編(西部警察PART-II - 1983年2〜3月OA)
第37話「戦慄のカーニバル」/第38話「決戦・地獄の要塞」
37話のナガシマスパーランド内での暴れっぷりもスゴかったけど、38話のクライマックスでの巨大煙突倒壊シーンが、とにかくスゴすぎ・・・!! 完全に「刑事ドラマ」の枠を超えちゃってますww 大門軍団の活躍って、ウルトラマンが戦った時と同じくらいの損害が出てるんじゃないの?
●静岡ロケ編(西部警察PART-II - 1982年8月OA)
第10話「大追跡!! 静岡市街戦 - 前篇」/第11話「大激闘!! 浜名湖決戦 - 後篇」
浜名湖での遊覧船爆破!火ダルマになるハト(舘ひろし)!・・・などなど、このロケも見どころ満載。でも最大の見せ場は、木暮課長(石原裕次郎)が静岡駅前にヘリでやって来るシーンかなww
●宮城ロケ編(西部警察PART-III - 1983年12月OA)
第32話「杜の都・激震!! - 前篇」/第33話「仙台爆破計画 - 後篇」
核爆弾での仙台壊滅計画を阻止するという、大門軍団史上最大のミッション! クライマックスは、イベント会場の給水塔に隠されていた核爆弾を発見! 大門軍団がタイムリミット寸前まで起爆装置の解除作業を決行!・・・という手に汗握る展開になるのですが、会場がパニックになるのを防ぐため、舘ひろしがステージで熱唱!(なんで?)というトンデモ展開になるのも見ものですww
●山形ロケ編(西部警察PART-III - 1983年10月OA)
第23話「走る炎!! 酒田大追跡 」/第24話「誘拐! 山形・蔵王ルート」
23話はミサイルを搭載した貨物列車との攻防戦!・・からの、敵アジト大爆破!!(ホントにスッゴい火薬量ww)にビックリ。24話は競馬場で、レース中の馬たちと並走するように展開されたカーチェイス&爆破シーンに、さらにビックリ。
●札幌ロケ編(西部警察PART-II - 1982年12月OA)
第26話「- 北都の叫び - カムバック・サーモン」
犯罪に手を染めてしまった息子と、その身を案じる父親のドラマが、豊平川に帰って来る鮭たちの姿にオーバーラップしていくという、強引だけどなかなかのシナリオ。息子役の保積ペペの好演もあり、けっこうな感動作になってました。でもやっぱりアクションもスゴかった〜! 『PART-III』のOPでも使われている豊平川河川敷での壮絶なカーアクションは、もう戦争映画の域だよ!www
あと、この地方ロケシリーズの見どころとして忘れちゃいけないのが、地元企業との大胆なタイアップ。まるで旅番組のように、タイアップした企業名や商品名がキッチリと紹介されますww さらに、各企業の社長さんたちをドラマ内に出演させちゃうというサービスぶりもスゴいです。そんなシロウトたち(皆さん思いっきりセリフ棒読み・・・)を相手にしても、ピクリとも笑わずに演技できる団長はやっぱエラい!!
【Movie】ターボキッド
シネマート新宿で、一週間限定のレイトショーで上映された『ターボキッド』を鑑賞。ポスターのビジュアルどおり、B級感丸出しの心躍るスバラシイ作品でした。おもしろかった!
『マッドマックス2』(1981年公開)がブームになっていたころ、モロにパクったパチモン映画がしこたま作られたわけですが、本作のテイストはまさにそれ。そのチープさを確信犯的に再現すると同時に、しっかりアップデートさせた監督(『ROADKILL SUPERSTARS』という3人組)の手腕には目を見張るものがありましたね。
登場キャラの中では、主人公キッドと行動を共にするヒロインのアップルちゃん(ロランス・ルブーフ)が、とにかく最高! エキセントリックかつキュートな輝きっぷりに、完全にやられましたww 『キック・アス』のヒット・ガールに次ぐ、新たなカルトヒロインの誕生かも。
↑あと個人的には、BGMがカナダのバンド「Le Matos」による80's感あふれるエレクトリック・サウンドだったのもツボでしたね〜。グッジョブです!
やっぱりレイトショーで観るB級映画って、ちょっと格別だよなぁ〜。でもBlu-ray(来年1月発売)でフツーにもう一回観たら評価変わったりして・・・ww
【Art】ThreeA show「WITH SMILES ON OUR LIPS」
先週、日本では初開催となるThreeA(スリーエー)のトイ&アートの展示会『WITH SMILES ON OUR LIPS』に行って来ました。開催場所は秋葉原のはずれにあるアートスペース(旧練成中学校)、アーツ千代田3331。訪れるのは今回で3度目なので、もう常連かもww
ThreeAとは、『メタルギアソリッド』シリーズのアートワークでも知られる世界的アーティスト「アシュレイ・ウッド」と、香港のトイメーカー『ThreeZero』の代表者「キム・ファン・ウォン」が手を組んで立ち上げた会社のこと。
主にオリジナルのトイや書籍、アパレルなどをリリースしているのですが、中でもフィギュアは大人気。ハイレベルなセンスとクオリティもさることながら、そのほとんどが数量限定の販売(しかも再販なし!)なので、世界中に熱狂的なコレクターが存在します。案の定、行った日にはすでに会場限定のトイはほぼ完売。売店コーナーは閑散としておりました・・・ww ガチャガチャ(1回1000円と2000円の2種類)はちょっとやってみたかったなぁ〜。
アートの展示物は、やはりアシュレイ・ウッドの作品が中心でしたね。ダイナミックな筆致がスゴすぎる油彩画はもちろんサイコーでしたが、マンガチックなモノクロのペン画も良かったな〜。けっこうアダルティな内容の作品が多かったのにはちと驚きましたがww とりあえず大好きな『WWR』(ワールドウォーロボット)シリーズの原画がしこたま見れたので、ホントに行ってよかったです。
ThreeAにゆかりのあるアーティストたちの作品も展示されていたわけですが、個人的に一番見たかったのは「ウィリアム・レー」の原画。じつはこの方、アメコミを描くときは「Bill Wray」というペンネームを使うんですよね。『レン&スティンピー』、『ヘルボーイJr.』、『Big Blown Baby』、『サムライジャック』などなど、ポップでマッドな画風は、ずっと憧れまくってます。
残念ながら今回はアメコミ原画の展示はありませんでしたが、アートでもさすがの仕事ぶり。絵的な素晴らしさはもちろんのこと、どれもシニカルな視点で描かれているのがイイ! スーパーヒーローネタの数々は、哀愁を超えてなんか泣けましたよ・・・www
【Blu-ray】 1941
スティーブン・スピルバーグのコメディ超大作『1941』(79年公開)のブルーレイが、ようやく単品リリース。DVDは「海賊版か!?」ってくらいのヒドい画質だったので、ホントに待ちかねておりました。しかも劇場公開版(119分)と完全版(146分)の2枚組仕様というのもウレシイかぎりです。
本作は『ジョーズ』(75年)、『未知との遭遇』(77年)の連続大ヒットで絶好調だったスピルバーグが、巨額の製作費を投じて挑んだコメディ大作! ・・・だったわけですが、興行的にまさかの大コケwww すっかりスピルバーグの黒歴史としてネタにされてしまっていますが、個人的には思い出深い作品なんですよね〜。劇場で観たのは小学生のころ。当時、笑いといえばドリフがすべてだった時に初めて体感したアメリカン・コメディだったので、下ネタも含め(笑)何もかもがカルチャーショックだったんだよなぁ。
ダンスと乱闘が融合した圧巻のミュージカルシーン! 今でも見劣りしない精巧なミニチュア撮影! ジョン・ウィリアムス作曲の軽快なマーチ! そして家が丸ごと***してしまうラストの大オチ!・・・などなど、とにかく徹底したドタバタぶりが最高です。「失敗作」の烙印を押されてしまったとはいえ、まぎれもなく天才が手がけた逸品。もっと評価されていいと思うなぁ、この映画。
スピルバーグのインタビュー(特典映像)によると、当初はチョイ役のキャラクターだったワイルド・ビル・ケルソー大尉。でもジョン・ベルーシのキャスティングが決まってから登場シーンを増やし、大幅に肉付けしたんだそうな。確かにジョン・ベルーシはチョイ役で収まるような役者じゃないもんなぁ〜ww